3|戦略広報の目的
戦略広報とは、企業と社会の関心が重なる地点を見つけ、企業の取り組みを魅力的な物語として発信し、人々の認識を変え、行動の変化を促していく活動です。これは、組織・商品・顧客体験を理念に紐づけて構造化し、社会的価値を与えることともいえます。現代の広報とは、単なるPR活動ではありません。企業理念を社会と共有していく経営活動のことになっています。また社内に向けたインナーブランディングへの意識が高まっていることも特徴です。
戦略広報に取り組むことで、下記のような効果を得ることができます。
戦略広報によって目指す変化
| 分野 | 効果 |
|---|---|
| 組織・社員の変化 |
企業理念が意思決定の基準になり、判断のブレがなくなる 働く意味や自社の存在意義を理解し、仕事に誇りを持てるようになる 一人ひとりが自律的に考え、行動する組織になる 現場からの改善提案が増え、ボトムアップ型の事業推進ができる 信頼関係に基づいた、心理的安全性の高い企業文化が生まれる 活動が記録され歴史として残っていく |
| 事業・経営の変化 |
すべての企業活動が理念と接続され、一貫性が生まれる 日々の判断に迷いが減り、意思決定のスピードが上がる 短期的な利益に流されず、中長期視点での経営できるようになる 自社の価値が明確になり、価格競争から脱却できる |
| 顧客・外部の変化 |
顧客や取引先と価値観を共有できるようになる “価格”ではなく“考え方”で選ばれるようになる 社会からの応援を得ることで、事業が加速する 社員がブランドを体現し、全ての顧客接点で信頼を積み上げられる |
| 採用・周辺の変化 |
様々な顧客接点が生まれ、知名度が上がって採用コストの削減につながる 価値観に共感した人材が自然とあつまり、採用のミスマッチが減る 家族や地域社会からの理解・共感が得られる 不本意な理由での離職が減り、定着率が向上する |