広報で成果を上げるための必要条件とは
SNS社会になり、広報に関するノウハウが世間にあふれるようになりました。「フォロワー0000人を達成」のようなタイトルの本も、書店に多く並んでいます。しかし、アルゴリズムの攻略法やバズを起こす技法は陳腐化の速度も速く、中長期的な視点で成果を生むものではありません。
一方で、広報やSNS戦略で着実に成果を出す企業には、共通して持っている絶対的な必要条件があります。それは、「決めたルーティンを、地味にやりぬく実務能力」です。
メルマガの発行日は「読者との約束」である
例えば、企業のメールマガジンを比較してみましょう。
- A社: 毎週水曜日の午前11時「ぴったり」に必ず届く
- B社: 火曜に届いたかと思えば、次は木曜になり、時には2〜3週間音沙汰がなくなる
圧倒的に成果を出してファンを増やすのは、間違いなく前者(A社)です。
例えば、全ての週刊誌は必ず発行日を固定おり、決して違えることはありません。それは発行日は読者との約束だからです。「今週は忙しかったから」という理由で発売が遅れることは、プロの仕事ではないでしょう。企業の広報も全く同じです。情報発信のルーティンを堅守することは信頼の土台といえます。
複数メディアの運用に必要なのは、センスではなく「仕組み」
現代の広報は、一つのツールだけで完結させることは困難となりました。
例えば飲食店や地域ビジネスであれば、自社サイト、Googleビジネスプロフィール(MEO)、各種SNS、LINE公式アカウントなど、複数の顧客接点を同時に、かつ網羅的に動かす必要があります。
ここで問われるのは、担当者の「発信センス」ではありません。複数のツールを連動させながら、それぞれの運用目的を着実に遂行する「組織の実行力」です。
兼務の限界が、広報の失敗を生んでいる
しかし、多くの地方中小企業の現場では、この初歩的な段階で躓いています。
その大きな理由は、専従スタッフを配置せず、本業(営業や総務など)との「兼務」になっているからでしょう。
- 「今週は本業の現場が忙しいから、SNSの更新は来週にしよう」
- 「トラブル対応に追われて、メルマガの発行を忘れていた」
兼務体制においては、このような事態が頻繁に起こります。メルマガの発行が1日遅れても、ほとんど問題になることはありませんが、こうした事態が頻出すると、知らず知らずのうちに信用が削られていきます。兼務スタッフの努力に頼っていても、広報が成果をあげることは難しいでしょう。広報が滞る本当の理由は、担当者の怠慢ではなく、「兼務」という仕組みそのものにあります。
継続する組織だけが、成功できる
広報は継続と積み重ねです。これ以外に成功する道はありません。
まずは、週1回のメルマガをきちっと継続する。その結果を検証し、改善して次の発信に活かす。この地味で泥臭いサイクルを、何回、何十回と積み重ねることが広報活動を成功に導く絶対的な必要条件です。
当事務所は、広報のアウトソースを受けています。その大きな目的は、情報発信を組織文化として根付かせることです。当事務所が企業に入り込み、スタッフと一緒に広報業務に従事します。ノウハウは隠すことなく提供しますので、スタッフが育ち、情報発信のルーティンが定着していけば、やがて内製化していくことも可能です。
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