広報のコンテンツは、むしろ手作りが良い

企業発信のコンテンツがどうあるべきか

企業の情報発信の軸足が、自社コンテンツに移ってきています。
これまで情報発信はコストをかけて広告を掲載するか、メディアに取材してもらうかの2択でした。それがWEBやSNSが中心の時代になり、自社コンテンツの質と量が発信力を左右するようになりました。

WEBの進化が悩ましい理由

企業にとってWEBやSNSの発展は新たな悩みをもたらしています。それは、自社コンテンツ制作というこれまでなかった課題が生まれたためです。コンテンツ作りとは、取材によって情報を集め、整理整頓して一つの物語にまとめるという作業ですが、品質を担保するには一定の経験や技術が必要です。しかし、こうした経験を積める環境は社会にほとんどなく、コンテンツ制作のノウハウを持った人材は希少です。人材不足は、企業の情報発信が滞る大きな原因となっています。

高すぎるコンテンツ制作費

自社でのコンテンツ制作ができない場合、次善の策は外注することですが、これも上手くいっていません。ほとんどの編集プロダクションや映像制作会社は、テレビや出版社などを主な取引先としていることから、ハイクオリティのコンテンツ制作に特化した体制となっています。しかしながら、数万人~数百万人が視聴するコンテンツに求められるものと、企業発信に求められるものは違います。

レストランと家庭料理

私たちは、企業発信のコンテンツに関して、ハイエンドなクオリティは必要はないと考えています。それは、役割が違うからです。メディアのコンテンツは、いわばレストランの料理です。顧客からお金をもらって作る料理は、高いクオリティが求められます。より良い素材を仕入れ、専門技術を持ったプロが関わり、コストをかけてよいものを作ります。

一方で、企業発信のコンテンツは家庭料理です。社内の限られた情報を上手にやりくりして、毎日コツコツ作り続けることが求められます。プロのようにスマートでなくても、素直で正直であれば十分です。日常的に発信し続けることが求められますので、コストや工数をいかに削るかも大切です。

当社は企業発信のコンテンツ制作に特化した事務所です。取材・ライティング・写真撮影・POPなどの制作、動画撮影まで手掛けています。機材は、一般の広報担当者が使うレベルのものでしかありませんが、コストを抑え、日々コツコツというニーズに応えていけると考えています。

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